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自動車エンジニアとは?仕事内容・必要なスキルや資格、年収・将来性を徹底解説

近年、自動車業界では自動運転技術やデジタル化の進展に伴い、自動車エンジニアの需要が急増しています。AI(人工知能)を搭載した自動車の実用化も進む中で、専門的な知識やスキルをもつエンジニアが求められています。
自動車エンジニアの年収は、サラリーマンの平均年収と比較をしても、さらに高い水準にあり、経験やスキルによって年収700万、800万、900万も目指せる仕事です。
経験を活かして「キャリアアップしたい」「年収アップを目指したい」という方は、ぜひこの記事を読んでみてください。

|自動車エンジニアとは?

自動車エンジニアとは、自動車メーカーや自動車部品メーカーで、自動走行車、電気自動車やハイブリッド車、燃料電池車などの開発を手掛けるエンジニアです。
主に、エンジン、トランスミッション、車体、外装部品、内装部品、電装部品などのパーツの開発・設計を行います。各企業で担当するパーツがありそれぞれに専門のエンジニアがいます。
企画・デザイン、設計・解析、試作・実験・評価、生産技術など、プロセスごとで精通したエンジニアが、知識やスキルを発揮することで、3万点にもおよぶ部品から自動車が完成していくのです。

|自動車エンジニアの仕事内容とは

自動車メーカーでは、どのような車を作るのかイメージしデザインしていきます。どんな材料を使ってどんな性能を実現するのか、スケジュールやコスト面も重要な検討事項です。ここからは、自動車エンジニアにはどんな仕事があるのかを解説していきます。
自動車エンジニアの主な仕事内容は、以下の4つです。

  1. 企画・デザイン
  2. 開発・設計
  3. 実験・評価
  4. 生産技術

仕事内容を理解したうえで、転職先を探すことでミスマッチを防げるでしょう。

1.企画・デザイン

自動車エンジニアの企画・デザインの仕事は、未来の車を形作る非常に魅力的な役割です。新しい車のアイデアを考えることから始まり、既存のモデルをより良くするための改良にも取り組みます。市場のニーズや先端技術をしっかりと把握しながら、車の外観のデザインや機能を設計することで、利用者の生活を豊かにする製品を創り出します。
特に、軽量化や燃費向上、安全性の強化など、環境への配慮やユーザーの安全を重視した設計が求められています。新しい技術を学び、アイデアを形にする過程はとても楽しく、完成度の高い車が世に出た瞬間の達成感は格別です。

2.開発・設計

自動車エンジニアの開発・設計の仕事は、市場のニーズや先端の技術を考慮して、新しい車や部品を作り出すことです。また、既存の車の改善にも取り組みます。これには、製造コストや生産効率も考える必要がありますので、新しい技術や素材を使って、車を軽くしたり、燃費を良くしたり、安全性を高めることが目指されています。最近では、次世代自動車の研究開発が進んでおり、AIやセンサー技術といった新しい知識を学ぶことも必要です。自動車の設計においては、間違いが命に関わることがあるため、とても専門的な知識と責任感が求められます。
関連記事:機械設計エンジニアの仕事内容|年収や転職に役立つスキル・資格も紹介

3.実験・評価

自動車エンジニアの実験・評価は、安全性や耐久性・燃費・排出ガスなど、さまざまなパラメータを評価し、設計の妥当性を確認する仕事です。実験の際には、設計段階で作成された3Dモデルをもとに試作車を製作します。具体的な実験内容は以下のとおりです。

・衝突試験:ダミー人形を載せてさまざまな角度や速度での衝突をし、乗員や歩行者の安全性を評価する
・空力試験:風洞装置を用いて車体の空気抵抗を測定し、燃費性能や高速安定性を検証する

そのほかに、異なる気候条件下での性能を確認するために、極寒地や熱帯地域での走行性能試験も実施します。自動車開発は人命に関わるので、不具合や問題が100%解消されるまで、テストと開発を繰り返さなければなりません。
関連記事:実験・評価エンジニアの仕事内容|求められるスキルや将来性も解説

4.生産技術

自動車エンジニアの生産技術の仕事は、製造の各工程をスムーズに進めるための計画を立てることです。具体的には、どの順番で作業を行うか、作業にどれくらいの時間がかかるか、必要な設備やスタッフの配置を考えます。このようにして、効率的に製品が作られる体制を整えます。
また、製品の品質、コスト、納期を意識しながら、生産の流れやラインの設計にも取り組みます。最近では、最新のロボット技術やIoT(モノのインターネット)を使って、生産をもっと効率的にし、作業する人の負担を減らすことも大切になっています。
さらに、製造する過程の各ステップで品質チェックを行い、高品質な製品を作れるようにする工夫も欠かせません。関連記事:生産技術エンジニアの仕事内容|年収例や資格・将来性についても解説

|自動車エンジニアの将来性

自動車エンジニアの将来性は非常に高く、電動化や自動運転技術の進展に伴い、今後も活躍が期待される職種の1つです。実際に、2025年の世界の自動車販売台数(新車登録・販売台数)は前年比4.7%増の9,980万台※にも増加しています。環境問題への対応や持続可能なエネルギーの必要性から、電気自動車(EV)や自動運転技術の開発も進んでいます。
今後さらにAI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)といった先端技術が自動車k開発にに取り入れられ、エンジニアに新たなスキルが求められることは間違いありません。エンジニアの役割はこれまでの設計や製造から、より戦略的な役割へと進化していくでしょう。
また、自動車エンジニアとしてのスキルや知識向上は、自動車業界だけでなく、テクノロジー産業全般でも活かせるため、将来性が非常に高いと言えます。
※出典:主要国・地域の自動車生産・販売動向(2026年7月)

|自動車エンジニアにおすすめの資格3選

転職活動で有利になる資格には、以下の3つがあります。

  1. CAD利用技術者資格
  2. 自動車整備士
  3. 情報処理技術者試験

自動車エンジニアの仕事に特別な資格は不要ですが、知識やスキルをアピールできるので、積極的に取得を目指しましょう。

1.CAD利用技術者資格

CAD利用技術者資格を取得することで、設計・開発の仕事において、CADを効果的に使用できるスキルがあると証明できます。CAD利用技術者資格は、2次元CADと3次元CADに分かれており、詳細は以下のとおりです。

レベル対象者試験内容
2次元CAD利用技術者試験
(1級・2級・基礎)
1級2級または1級有資格者公式ガイドブックに準拠
※機械/建築/トレースから分野を選択
・CAD/製図/平面図などに関する基礎知識
・実技試験
2級・基礎不問公式ガイドブックに準拠
・CAD/製図/平面図などに関する基礎知識
3次元CAD利用技術者試験
(1級・準1級・2級)
1級準1級・2級有資格者公式ガイドブックに準拠
・CAD操作/二次元図面からの作図
・モデリング作成
準1級2級有資格者公式ガイドブックに準拠
・CAD操作/二次元図面からの作図
・モデリング作成
2級不問公式ガイドブックに準拠
・CAD/モデリング/ネットワークなどに関する基礎知識
※参照:CAD利用技術者試験

2.自動車整備士

自動車整備士の資格を取得することで、自動車の内部構造を基礎から理解できるようになります。1級・2級・3級・特殊の4つに分類され、エンジンやトランスミッション・電装系統など、車両の各部分についての理解を深められるのが特徴です。
実際の整備作業を通じて機械工学の基礎知識も身に付けられるので、設計・開発の仕事に活かせるでしょう。また、製造現場や整備現場の視点を理解しやすくなるためより現実的で実用的な設計ができるようになります。
※参照:国土交通省「自動車:試験の内容について」

3.情報処理技術者試験

情報処理技術者試験を受けることで、ITの幅広い知識を体系的に習得できます。
特に、生産技術・製造技術の仕事では、デジタル化も進んでいるため、ITに関する知識やスキルが欠かせません。
また、自動車の電子制御システムやコネクテッドカーの開発、生産ラインの効率化などにも知識を応用できるので、設計・開発の仕事にも活かせるでしょう。
情報処理技術者試験のなかでも、ITパスポート試験であれば、社会人なら受験できます。自動車産業は、デジタルトランスフォーメーション(DX化)も進んでいるので、スキルアップにもおすすめです。
※参照:独立行政法人情報処理推進機構「基本情報技術者試験」

|自動車エンジニアの年収は800万円以上も可能

自動車エンジニアは、新型車の設計から量産開発まで幅広い業務に携わる仕事です。常に進化する自動車技術に対応しながら、安全で革新的な車づくりに挑戦できます。
自動車エンジニアの年収例は以下のとおりです。

経験年数年収例内訳
設計
(経験26年)
977万円月給64万円
+残業手当
+賞与年2回
生産技術
(経験26年)
829万円月給54万円
+残業手当
+賞与年2回
実験経験
(経験16年)
632万円月給41万円
+残業手当
+賞与年2回
製造経験
(経験11年)
497万円月給32万円
+残業手当
+賞与年2回
※オープンアップネクストエンジニアの年収例です。
※上記は、残業15時間分を含みます。年収例は一例であり経験やスキルにより異なります。

国税庁の令和3年分「民間給与実態統計調査結果」に基づいた求人情報専門サイトによると自動車開発の仕事の平均年収は約494万円となっています。
ープンアップネクストエンジニアが運営する求人検索サイトNext Engineerには、全国15,000件もの求人が掲載されています。月給30万円以上や大手企業の社名公開求人など、自分の希望やスキルに合った求人が見つけやすい点が特徴です。ぜひ一度実際のお仕事内容をご覧ください。
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※出典:自動車開発関連の仕事の年収・時給・給料(求人統計データ)|求人ボックス 給料ナビ)

|自動車エンジニアのやりがい

自動車エンジニアのやりがいは、自分が携わった開発・設計の技術が実際の自動車に採用され、人々の暮らしや安全、環境負荷の軽減に貢献できることが最も大きいと言えるでしょう。また、電気自動車(EV)や自動運転技術など、日々進化する自動車の先端技術に携わりながら、専門知識やスキルを高められることも魅力です。

|自動車エンジニアに向いている人

自動車エンジニアは、もともと自動車が好きだったり、ものづくりに興味がある方に最適な職業です。また、論理的に考えて課題を解決することが好きな人、チームで協力して仕事を進められる人も適性が高いと言えるでしょう。自動車業界の新しい技術や知識を積極的に学び続けられる人も、設計・開発や実験・評価などの業務で活躍しやすいでしょう。

|自動車エンジニアに関するまとめ

今回は、自動車エンジニアという職業について詳しく解説しました。自動車エンジニアは、将来性が高く他分野からでも経験があれば挑戦できる職種です。経験次第では、収入アップも十分に望める業界であるため、将来性のある職業として期待されています。
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