機械・電気系エンジニアは、全職業平均と比べて有効求人倍率が高い傾向にあります。特に、設備保全エンジニアや組込みエンジニア、生産技術エンジニアは求人需要が高く、人手不足が目立つ職種です。本記事では、厚生労働省のデータをもとに、機械・電気系職種別の人手不足状況をランキング形式で整理します。
あわせて、機械設計、電気・電子設計、品質保証・品質管理、CADオペレーターなどの職種別に、需要の背景や転職市場で評価されやすいスキルも解説します。
自分の経験やスキルの市場価値を知りたい方は、職種ごとの特徴を比較しながら、今後のキャリアを考える参考にしてください。
目次
|機械・電気系エンジニアの有効求人倍率は全職業平均を上回る職種が多い
有効求人倍率とは、仕事を探している人1人に対して、何件の求人があるかを示す数値です。倍率が1倍を超えている場合は、求職者数よりも求人数が多い状態を表します。
厚生労働省によると、令和6年度平均の有効求人倍率は全職業で1.25倍でした。一方、job tagに掲載された令和6年度の全国値を見ると、機械設計技術者は3.21倍、生産・品質管理技術者は4.15倍、システムエンジニア(組込み、IoT)は4.77倍です。全職業平均を大きく上回る機械・電気系系職種が複数あります。
参考:職業情報提供サイトjob tag
機械・電気系エンジニアの求人動向を理解する際は、次の点も押さえておきましょう。
- 機械・電気系職種は製造業・設備投資・DXの影響を受けやすい
- 人手不足の職種ほど経験やスキルの市場価値を整理しやすい
ただし、職種によって求人倍率には差があり、CADオペレーターや半導体技術者の参考値は全職業平均を下回ります。機械・電気系という括りだけで判断せず、自分の経験に近い職種の求人状況を確認することが大切です。
参考:一般職業紹介状況(令和7年3月分及び令和6年度分)について
機械・電気系職種は製造業・設備投資・DXの影響を受けやすい
機械・電気系職種の求人需要は、製造業における設備更新や技術変化と深く関係しています。工場の自動化やDXが進むと、新しい設備の設計・導入だけでなく、既存設備との連携や安定稼働を支える技術者も必要です。さらに、自動車の電動化や機器のIoT化によって、機械、電気・電子、制御ソフトウェアを横断して理解できる人材の重要性も高まります。
求人件数だけでなく、専門知識を実務に活かせる人材が各工程で求められている点が機械・電気系職種の特徴です。
人手不足の職種ほど経験やスキルの市場価値を整理しやすい
求人倍率が高い職種では、業務に必要な知識や経験をもつ人材が採用市場で評価されやすくなります。ただし、企業が求めるスキルは職種ごとに異なります。職種別に評価されやすい経験は、以下のとおりです。
- 機械設計:CADの操作経験、製品設計の経験
- 生産技術:工程改善、設備導入の経験
- 設備保全:設備の点検、トラブル対応の経験
- 品質管理:不具合の原因分析、再発防止の経験
- 組込み開発:制御システムの設計・開発経験
担当製品や設備、使用ツール、改善実績まで棚卸しすると、自分の経験を活かせる職種を判断しやすくなります。
|【職種別】機械・電気系エンジニアの有効求人倍率・人手不足マップ

機械・電気系エンジニアには、製品を設計する職種から製造工程や設備の稼働を支える職種まで、さまざまな仕事があります。job tagに掲載された令和6年度の全国有効求人倍率を見ると、職種によって0.79倍から6.00倍まで差があり、機械・電気系全体を1つの数値で捉えることはできません。
ここでは、次の職種について求人倍率と人手不足の背景を解説します。
| 職種名 | 該当する職業分類 | 直近倍率 |
|---|---|---|
| 機械設計エンジニア | 製造技術者(開発) | 3.21倍 |
| 電気・電子設計エンジニア | 製造技術者(開発) | 2.68倍 |
| 生産技術エンジニア | 製造技術者(開発) | 4.15倍 |
| 設備保全エンジニア | 機械整備・修理従事者/生産設備制御・監視従事者(金属製品を除く) | 6.00倍※1 |
| 品質保証(品証)・品質管理 | 製品検査従事者(金属製品を除く) | 4.03倍 |
| 試験・評価エンジニア(実験評価) | 製造技術者(開発・近似) | 2.75倍※2 |
| 組込みエンジニア | 情報処理・通信技術者 | 4.77倍 |
| CADオペレーター | 製造技術者(開発)/生産工程従事者(近似) | 0.79倍 |
| 【注目】半導体・FPD製造技術者 | 製造技術者(開発) | 1.09倍 |
※1 設備保全エンジニアの直近倍率は、業務内容が近い「物流設備管理・保全」の参考値です。工場設備全般の保全職と完全に一致する数値ではありません。
※2 試験・評価エンジニアの直近倍率は、実験や評価業務を含む「自動車技術者」の参考値です。試験・評価業務のみの求人倍率ではありません。
機械設計エンジニア
機械設計エンジニアに近い「機械設計技術者」の有効求人倍率は、令和6年度の全国値で3.21倍です。自動車や産業機械、製造設備などを対象に、主に以下の業務を担当します。
- 製品や設備の仕様検討
- 強度や動作に関するシミュレーション
- CADを使用した設計図の作成
- 試作品の検証や設計内容の修正
設計対象が幅広いうえ、製品開発や設備更新には専門的な設計知識が欠かせません。また、経験豊富な設計人材から技術を引き継ぐ必要もあります。そのため、CADの操作経験だけでなく、以下の知識や経験をもつ人材が求められます。
- 材料や構造に関する知識
- 製品の仕様を設計に落とし込んだ経験
- 量産工程や製造方法を考慮した設計経験
電気・電子設計エンジニア
電気・電子設計エンジニアに近い「電子機器技術者」の有効求人倍率は、令和6年度の全国値で2.68倍です。電気回路や電子回路を設計し、以下のような製品や設備の開発を支えます。
- 産業用機器
- 自動車
- 半導体関連設備
- 家電製品
製品の機能を実現するだけでなく、安全性や耐久性、消費電力、部品コストなどを踏まえて設計することも重要です。機器の高機能化や電子制御の拡大に伴い、以下の業務に対応できる技術者が幅広い製造分野で必要とされています。
- 回路設計
- 基板設計
- 電子部品の選定
- 試作品の評価や動作確認
生産技術エンジニア
生産技術エンジニアに近い「生産・品質管理技術者」の有効求人倍率は、令和6年度の全国値で4.15倍です。製品を安定して生産できるように、主に以下の業務を担当します。
- 製造工程の設計
- 既存工程の改善
- 生産設備の選定や導入
- 製造ラインの立ち上げ
- 生産上の問題の分析や改善
生産量や品質、コスト、安全性を考慮しながら、現場に適した工程を構築する役割です。製造業では生産性向上や省人化が課題となっているため、以下の経験や知識をもつ人材への需要が高まっています。
- 自動化設備の導入経験
- 製造工程を分析した経験
- 設備や治具の設計経験
- 製造現場の改善に関する知識
設備保全エンジニア
設備保全エンジニアの参考となる「物流設備管理・保全」の有効求人倍率は、令和6年度の全国値で6.00倍です。設備の安定稼働を支えるために、主に以下の業務を担当します。
- 設備の定期点検
- 故障した設備の修理
- 設備トラブルへの対応
- 部品の交換や調整
- 故障を防ぐための予防保全
設備の老朽化が進む現場では、突発的な停止を防ぐ予防保全や、異常の原因を特定する技術が重要です。注意として、この数値は物流設備の管理・点検・保守を中心とした職業分類であり、工場設備全般の保全職と完全には一致しません。近い職業分類の参考値として捉えましょう。
品質保証・品質管理
品質保証・品質管理の参考となる「検査工(工業製品)」の有効求人倍率は、令和6年度の全国値で4.03倍です。製品の品質を維持するために、主に以下の業務を担当します。
- 製品や部品の検査
- 品質基準を満たしているかの確認
- 不具合の原因分析
- 再発防止策の検討
- 製造工程の管理や改善
品質上の問題が発生すると、顧客や取引先からの信頼だけでなく、後工程や供給先にも影響が及びます。そのため、検査作業だけでなく、以下のような対応ができる人材が必要とされています。
- 測定結果や検査データの分析
- 不具合が発生した原因の特定
- 製造部門との改善策の検討
- 再発防止に向けた工程の見直し
関連記事:品質管理と品質保証の違いとは?QC・QAの仕事内容やISO 9001との関係を解説
試験・評価エンジニア
試験・評価エンジニアの参考となる「自動車技術者」の有効求人倍率は、令和6年度の全国値で2.75倍です。試作品や部品が仕様どおりの性能や安全性を備えているかを確認するため、主に以下の業務を担当します。
- 試作品や部品を使った実験
- 性能や数値の測定
- 製品の動作確認
- 耐久試験や環境試験
- 試験結果の分析
試験結果を評価レポートとしてまとめ、設計部門へ問題点や改善案を伝えることも重要な役割です。注意として、自動車技術者には設計開発や工程管理なども含まれるため、試験・評価業務だけを示す倍率ではありません。近い職業分類の参考値として捉えましょう。
組込みエンジニア
組込みエンジニアに該当する「システムエンジニア(組込み、IoT)」の有効求人倍率は、令和6年度の全国値で4.77倍です。自動車や家電、産業用機器、ロボットなどに搭載される制御システムを設計・開発します。主な業務は以下のとおりです。
- 機器を制御するソフトウェアの設計
- プログラムの開発や実装
- センサーや通信機能との接続
- 機器を使った動作確認
- 不具合の解析や修正
機器の動作を制御するため、プログラミングだけでなく、以下の分野に関する理解も必要です。
- ハードウェア
- 通信技術
- センサー
- 電子回路
- 制御技術
自動車の電動化や工場の自動化、製品のIoT化が進むなか、機械とソフトウェアをつなぐ技術者の役割が広がっています。
CADオペレーター
CADオペレーターの有効求人倍率は、令和6年度の全国値で0.79倍です。設計者や技術者の指示をもとに、CADを使って主に以下の業務を担当します。
- 機械や部品、設備の図面作成
- 既存図面の修正
- 寸法や注記の追加
- 図面データの整理や管理
- 製造部門向けの図面調整
設計内容を正確に図面へ反映し、製造部門が読み取れる形に整えるため、ものづくり工程を支える重要な職種です。一方、今回取り上げた職種のなかでは求人倍率が低い傾向にあり、、全職業平均の1.25倍も下回ります。CAD操作に加えて、以下の業務に関する知識を身に付け、対応できる業務の幅を広げることが大切です。
- 機械製図に関する知識
- 設計する製品や設備に関する知識
- 設計者の意図を読み取る力
- 簡単な設計変更に対応する力
【注目】半導体・FPD製造技術者
半導体・FPD製造技術者に近い「半導体技術者」の有効求人倍率は、令和6年度の全国値で1.09倍です。半導体やディスプレイの製造工程に関わり、主に以下の業務を担当します。
- 製造装置の条件設定
- 製造工程の管理
- 製品の品質管理
- 不良原因の分析
- 歩留まりの改善
半導体製造では多くの工程を精密に管理する必要があり、わずかな条件の変化が品質や生産量に影響します。ただし、参考値は全職業平均の1.25倍を下回るため、設備投資や市場への注目度だけで人手不足とは断定しないことも大切です。担当工程や、エリアなどによっても求人状況が変わるため、自分が知りたい情報をしっかり確認すると良いでしょう。
|機械・電気系職種の人手不足ランキングTOP8
機械・電気系職種のうち、どの職種で人材需要が高いのかを比較するため、直近の有効求人倍率をもとにランキングを作成しました。

ランキングでは、設備保全エンジニアが6.00倍で最も高く、組込みエンジニア、生産技術エンジニアが続きました。設備の安定稼働や製造工程の改善、機器を制御するシステムの開発に関わる職種で、求職者数を上回る求人があることが分かります。
一方で、CADオペレーターの有効求人倍率は0.79倍であり、今回比較した職種のなかでは唯一1倍を下回っています。同じ機械・電気系職種でも人材需要には差があるため、倍率だけでなく、仕事内容や必要なスキルもあわせて比較することが重要です。
|ものづくり白書から見る機械・電気系人材が不足する理由

製造業では、製品開発や設備の安定稼働を担う機械・電気系人材の確保が重要になっています。採用人数を増やすだけではなく、技能を継承しながら、技術変化に対応できる人材を育てる取り組みも欠かせません。
機械・電気系人材が不足する主な理由は、以下のとおりです。
- 製造業では人材確保と定着が重要な課題になっている
- 高齢化により技能承継の必要性が高まっている
- AI・デジタル技術の活用で求められるスキルが変化している
採用、定着、技能承継、デジタル対応が同時に求められることが、機械・電気系職種の人手不足につながっています。
参考:2026年版ものづくり白書(ものづくり基盤技術振興基本法第8条に基づく年次報告)
製造業では人材確保と定着が重要な課題になっている
製造業では、必要な人材を採用するだけでなく、入社後に長く働いてもらうことも重要な課題です。機械設計や生産技術、設備保全などの機械・電気系職種は、業務を通じて専門知識や現場経験を身に付ける必要があります。人材が短期間で離職すると、育成にかけた時間や技術が社内に蓄積されにくくなります。そのため、若手人材を確保するとともに、教育体制や働きやすい職場環境を整え、継続的に技術を磨ける仕組みづくりが重要です。
高齢化により技能承継の必要性が高まっている
熟練者の高齢化が進む製造現場では、長年培われた知識や技能を次世代へ引き継ぐ必要性が高まっています。設備保全では異音や振動から故障の兆候を判断し、生産技術では設備や工程の状態に応じて改善策を検討します。
品質管理でも、不具合の傾向や過去の事例を踏まえた対応が欠かせません。こうした経験に基づく判断は、手順書だけでは十分に伝えにくい部分があります。
人手不足が続けば、熟練者から若手へノウハウを共有する時間を確保できず、技能承継が進まない可能性があります。
AI・デジタル技術の活用で求められるスキルが変化している
AIやデジタル技術の活用が広がり、機械・電気系職種に求められるスキルも変化しています。製造現場では、決められた作業をこなすだけでなく、設備から得たデータを分析し、品質や生産効率の改善につなげる役割が重要です。
設備の自動化が進めば、機械や電気の知識に加えて、制御システムへの理解も求められます。AIによって一部の作業が効率化される可能性はあるものの、現場の課題を見つけ、技術を適切に活用できる人材の必要性は高まると考えられます。
|人手不足の機械・電気系職種が安定して働きやすい理由

人手不足が続く機械・電気系職種は、専門知識をもつ人材への需要があり、転職先やキャリアの選択肢を検討しやすい傾向があります。ただし、求人件数だけではなく、仕事内容や求められるスキルまで確認することが大切です。
安定して働きやすいと考えられる理由は、以下のとおりです。
- 求人が多い職種は転職先の選択肢を広げやすい
- 若手・未経験者を育てる企業が増えている
- 転職支援を活用すれば自分に合う求人を見つけやすい
自分の経験や希望条件を整理したうえで求人を比較すると、長く働ける職場を選びやすくなります。
求人が多い職種は転職先の選択肢を広げやすい
有効求人倍率が高い職種では、求職者数に対して求人数が多く、転職先の選択肢を広げやすいです。複数の求人があれば、勤務地や業種、担当業務、働き方などを比較し、自分の希望に近い企業を探せます。たとえば、同じ設備保全でも、担当する設備や勤務形態、求められる知識は企業によって異なります。ただし、求人倍率が高いだけで、希望する条件の求人に必ず転職できるとは限りません。
仕事内容や応募条件を確認し、自分の経験やスキルを活かせるか判断することが重要です。
若手・未経験者を育てる企業が増えている
人手不足が続く職種では、即戦力となる経験者だけでなく、若手や未経験者を採用して育てる方法も選択肢になります。実務経験がなくても、基礎知識や学習意欲、ものづくりへの関心が評価される場合があります。補助業務から始め、現場で知識や技術を身に付けられる求人も考えられるでしょう。一方、機械設計や設備保全、組込み開発などでは、求められる知識や資格が異なります。
未経験者向けの求人であっても、研修内容や担当業務、応募条件を事前に確認することが大切です。
転職支援を活用すれば自分に合う求人を見つけやすい
機械・電気系職種は専門分野が細かく分かれており、同じ職種名でも企業によって業務内容が異なります。転職活動では、機械設計、生産技術、設備保全、品質保証、組込み開発などの経験を整理し、希望する仕事内容や勤務地、働き方と照らしあわせることが重要です。
転職支援を活用すれば、経験を活かせる職種や求人を第三者の視点から検討できます。自分に合う機械・電気系求人を探したい方は、Next Engineerの会員登録サービスを通じた転職サポートへの相談も検討してみましょう。
|機械・電気系職種の有効求人倍率に関するよくある質問

機械・電気系職種への転職を検討する際は、求人倍率だけでなく、将来性や未経験から目指せるかといった点も気になるでしょう。
ここでは、次の質問に回答します。
- 機械・電気系職種で特に人手不足の職種はどれですか?
- 設備保全エンジニアは将来性がありますか?
- CADオペレーターはAIに代替されますか?
- 未経験から機械・電気系エンジニアに転職できますか?
- 有効求人倍率が高い職種を選べば転職しやすいですか?
求人動向と自分のスキルをあわせて確認し、職種選びの参考にしてください。
機械・電気系職種で特に人手不足の職種はどれですか?
令和6年度の全国有効求人倍率を見ると、設備保全エンジニアの参考値は6.00倍、組込みエンジニアは4.77倍、生産技術エンジニアは4.15倍でした。今回比較した職種のなかでは、これらの職種で求人数が求職者数を大きく上回っています。ただし、有効求人倍率は集計時期や地域によって変動します。職種ごとの傾向を把握する目安として活用し、実際の求人件数も確認しましょう。
設備保全エンジニアは将来性がありますか?
設備保全エンジニアは、工場設備の安定稼働を支える役割があり、将来性を見込みやすい職種です。設備が老朽化すれば、故障を防ぐための点検や部品交換が必要になります。自動化設備が増えた場合も、トラブルの原因を見つけ、復旧や再発防止につなげる技術者が欠かせません。設備が停止すると生産計画や品質に影響するため、保全業務の重要性は変わりにくいでしょう。
ただし、設備の高度化に対応するには、機械だけでなく、電気や制御に関する知識も継続して学ぶ必要があります。
関連記事:設備保全の仕事はきつい?暇?仕事内容や将来性、向いている人の特徴について解説
CADオペレーターはAIに代替されますか?
CADオペレーターの業務は一部が効率化される可能性がありますが、すべての仕事がすぐにAIへ代替されるとは限りません。決められた内容の図面化や簡単な修正は、自動化の影響を受けやすい業務です。一方、設計者の意図を読み取り、製造条件を踏まえて図面を調整する作業には、人による判断が求められます。関係者との確認や図面品質のチェックも重要です。
今後はCADの操作技術だけでなく、設計補助に必要な知識や3D CADへの理解を深めることで、対応できる業務を広げやすくなります。
関連記事:CADオペレーターは楽しい?やりがいや大変な点、向いている人の特徴を解説
未経験から機械・電気系エンジニアに転職できますか?
未経験から目指せる機械・電気系職種はありますが、職種によって必要な知識や準備が異なります。CADオペレーターや試験・評価、設備保全補助、生産技術補助などは、補助業務から経験を積める可能性があります。求人によっては、基礎知識や学習意欲、ものづくりへの関心が重視される場合もあるでしょう。
一方、機械設計や組込み開発では、製図、機械工学、電気・電子、プログラミングなどの知識が求められやすくなります。応募前に仕事内容や研修制度、必要な経験を確認することが大切です。
関連記事:未経験から目指せる!技術職の仕事って?種類・内容・向いている人を紹介
有効求人倍率が高い職種を選べば転職しやすいですか?
有効求人倍率が高い職種は求人が多い傾向にありますが、倍率だけで転職しやすさが決まるわけではありません。企業が求める経験やスキルと、応募者の経歴が一致しているかも採用結果に影響します。求人倍率が高くても、専門知識や実務経験が応募条件に届いていなければ、選考が難しくなる場合があります。
職種を選ぶ際は、仕事内容や必要スキル、勤務地、年収、将来目指したいキャリアまで比較しましょう。これまで担当した業務や使用したツールを整理すると、応募先を選びやすくなります。
|機械・電気系職種は求人倍率とスキルの両面から比較しよう
機械・電気系エンジニアには、全職業平均より有効求人倍率が高い職種が複数あります。特に、設備保全エンジニアや組込みエンジニア、生産技術エンジニアは、今回参照した数値でも求人需要の高さが見られました。
しかし、有効求人倍率が高い職種を選べば、必ず希望の職種に転職ができるというわけではありません。。機械設計、生産技術、設備保全、品質保証などでは、企業が求める知識や経験がそれぞれ異なります。転職しやすさは、自分がもつスキルと求人内容の一致度にも左右されます。
職種を比較する際は、有効求人倍率に加えて、具体的な仕事内容や必要なスキル、働き方、将来のキャリアまで確認しましょう。これまでの経験や得意分野を整理し、自分の強みを活かせる機械・電気系職種を選ぶことが安定したキャリア形成につながります。
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エンジニアとしてのキャリアアップを目指したい人は、ぜひ本記事を参考に行動を始めてみてください。
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