機械・電気・ITエンジニアの転職ならネクストエンジニア

知る
更新日:

セキュリティエンジニアはやめとけ?きつい理由と将来性・年収・仕事内容まで解説

セキュリティエンジニアはやめとけと言われることもありますが、理由を正しく理解すれば将来性や年収アップを目指せる専門職です。本記事では、きついと言われる理由や実際の仕事内容、向いている人の特徴、後悔しないためのポイントまでわかりやすく解説します。
セキュリティエンジニアに興味がある人や、エンジニアとしてのキャリアを検討している人は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

  1. セキュリティエンジニアはやめとけと言われる理由とは
  2. それでも人気な理由|セキュリティエンジニアのメリット
  3. セキュリティエンジニアの主な仕事内容
  4. セキュリティエンジニアに向いている人の特徴
  5. セキュリティエンジニアの将来性
  6. セキュリティエンジニアで後悔しないためのポイント
  7. Next Engineerでセキュリティエンジニアの求人を探そう

セキュリティエンジニアはやめとけと言われる理由とは

セキュリティエンジニアは需要が高く将来性のある職種ですが、高い専門性が求められる分、精神的・時間的な負担が大きい仕事でもあります。不規則な勤務や継続的な学習が必要になるなど、一般的なエンジニア職と比べても厳しいと感じる人がいることも事実です。

  • 緊急対応が多く夜間に呼び出されることがある
  • 責任が重く精神的なプレッシャーが大きい
  • 最新の脅威に対応するため学び続ける必要がある
  • 成果が見えにくく評価されにくい場合がある
  • 社内外との調整が多く板挟みになりやすい
  • 小さなミスが大きな事故につながるリスクがある
  • 自己研鑽が必要になりやすい

ここでは、やめとけと言われる主な理由について、実際の業務内容をもとに解説します。

緊急対応が多く夜間に呼び出されることがある

サイバー攻撃は時間帯に関係なく発生するため、セキュリティエンジニアは突発的な対応を求められることがあります。SOCと呼ばれる24時間365日体制で監視を行う現場では、深夜や休日の勤務が発生することも珍しくありません。さらにオンコール対応を導入している企業では、緊急時に呼び出しを受けるケースもあります。
生活リズムが不規則になりやすく、プライベートの時間を確保しづらい点が負担になる場合があります。

責任が重く精神的なプレッシャーが大きい

わずかな設定ミスや脆弱性の見落としが大きな被害につながる可能性があるため、常に緊張感のある状態で業務に取り組む必要があります。たとえば、情報漏えいなどの事故は企業の信用に大きな影響を与えるため、セキュリティエンジニアには重大な責任が伴います。
ミスの許容度が低い環境では精神的な負担を感じやすく、責任の重さにプレッシャーを感じる人も少なくありません。

最新の脅威に対応するため学び続ける必要がある

サイバー攻撃の手法は日々進化しているため、セキュリティエンジニアは継続的に知識をアップデートする必要があります。ゼロデイ脆弱性のように、修正プログラムが公開される前の弱点を狙う攻撃も存在するため、常に最新情報を把握する姿勢が必要です。学習範囲は広く、日常的に情報収集を行う必要がある点を負担に感じる場合があります。

成果が見えにくく評価されにくい場合がある

セキュリティエンジニアの役割は、問題が発生しない状態を維持することです。そのため、成果が目に見えにくく、周囲から評価されにくいと感じることがあります。
新しい製品を生み出す職種とは異なり、トラブルを未然に防ぐことが目的となるため、成果が数値や形として現れにくい点が特徴です。努力が伝わりにくい環境では、やりがいを感じにくい場合があります。

社内外との調整が多く板挟みになりやすい

セキュリティ対策を強化すると、利便性や業務効率に影響が出ることがあります。そのため、他部署や関係者との調整が必要になる場面が多く、意見の対立が生じることもあります。脆弱性診断の結果を共有する際には、改善を求める立場になるため、調整力やコミュニケーション能力が必要です。技術的な知識だけでなく、関係者の理解を得るための対応も重要になります。

小さなミスが大きな事故につながるリスクがある

セキュリティ分野では、わずかな設定ミスや確認不足が重大な事故につながる可能性があります。利便性を優先した設定が原因で攻撃を受けるケースもあり、細部まで注意を払わなければなりません。一度の失敗が大きな影響を与える可能性があるため、日常的に高い集中力が求められます。この緊張感が負担になると感じる人もいます。

自己研鑽が必要になりやすい

セキュリティエンジニアとして活躍し続けるためには、学習をし続ける必要があります。新しい技術や攻撃手法に対応するため、プロトコルなどの基礎知識から最新情報まで幅広い理解が必要です。学び続ける姿勢が求められるため、継続的な勉強が苦手な人にとっては大きな負担になることがあります。

それでも人気な理由|セキュリティエンジニアのメリット

セキュリティエンジニアは厳しい側面がある一方で、それ以上に魅力や将来性が期待できる職種です。社会的な重要性が高まっていることもあり、人材育成が進められている分野でもあります。

  • 専門性が高く年収アップを目指しやすい
  • 社会や企業を守るやりがいがある
  • 人手不足で転職やキャリアの選択肢が広い
  • 先端技術に触れながらスキルアップできる

ここでは、セキュリティエンジニアが人気を集めている理由を解説します。

専門性が高く年収アップを目指しやすい

セキュリティエンジニアは高度な知識と技術が求められるため、IT職種の中でも年収が上がりやすい傾向があります。未経験の場合は低い年収からスタートするケースが多いですが、平均年収は628.9万円と高年収を目指すことも可能です。外資系企業では1,000万円を超えるケースもあり、努力によって収入アップにつながりやすい点が魅力です。専門分野で実力を高めたい人にとって、将来の可能性が広がる職種といえます。
参考:職業情報提供サイト(job tag)

社会や企業を守るやりがいがある

セキュリティエンジニアは、サイバー攻撃から企業や社会を守る重要な役割を担います。情報漏えいやシステム破壊などのインシデントが発生した場合の損害額が大きいため、被害を未然に防ぐ仕事には大きな責任とやりがいがあります。
ネットワークやサーバーなどのインフラを守ることで、人々の生活や企業活動を支えているという実感を得られる点が魅力です。自分の知識や判断が社会の安全につながることに、強い達成感を得られる人も多くいます。

人手不足で転職やキャリアの選択肢が広い

日本ではセキュリティ人材の不足が深刻であり、国内で約11万人※不足しているとの民間調査結果も存在します。そのため、セキュリティ分野の知識を持つエンジニアは転職市場で評価されやすく、条件の良い企業を選びやすい傾向があります。
経験を積んだ後はコンサルタントとして活躍するなど、ライフスタイルにあわせてキャリアを選択できる点もメリットです。同様に人手不足が深刻化しているITエンジニアの種類、仕事内容についてはこちらもご覧ください。
関連記事:ITインフラエンジニアとは?種類や仕事内容、必要なスキル、資格を紹介
※出典:「サイバーセキュリティ人材の育成促進に向けた検討会最終取りまとめ」(METI/経済産業省)

先端技術に触れながらスキルアップできる

セキュリティ分野ではAIやクラウドなどの最新技術と関わる機会が多く、常に新しい知識を身に付けながら成長できます。攻撃手法の分析や防御対策の検討など、変化の多い分野で経験を積むことで、IT全体に関する理解を深めることが可能です。継続的に学習する必要はありますが、その積み重ねが市場価値の向上につながります。
技術の進化を楽しみながら、自分のスキルを高めたい人にとって魅力的な環境と言えます。

セキュリティエンジニアの主な仕事内容

セキュリティエンジニアは配属される分野によって業務内容が大きく異なり、それぞれ求められるスキルや働き方にも違いがあります。
仕事内容を正しく理解しておくことで、入社後のミスマッチを防ぎやすくなります。

  • SOCでの監視業務とアラート対応
  • CSIRTでのインシデント対応と再発防止
  • 脆弱性診断でシステムの弱点をチェック
  • セキュリティコンサルとしての提案業務

ここでは代表的な4つの職種について、役割と特徴を解説します。

SOCでの監視業務とアラート対応

SOCはセキュリティ・オペレーション・センターと呼ばれ、24時間体制でサイバー攻撃の兆候を監視する組織・機能です。ログと呼ばれる通信記録を継続的に確認し、異常な動きがないかをチェックします。
アラートが発生した場合は、あらかじめ決められた手順に沿って危険性を判断します。交代制のシフト勤務が一般的で、深夜や休日の勤務が発生することも珍しくありません。未経験から挑戦しやすい一方で、夜勤による生活リズムの変化が負担になる場合があります。

CSIRTでのインシデント対応と再発防止

CSIRTは実際に問題が発生した際に対応をおこない、被害の拡大を防ぐ組織・チームです。情報漏えいやウイルス感染などのインシデントが発生した場合、被害の封じ込めや復旧に向けた対応を行います。
必要に応じて他部署へ指示を出し、法務や広報と連携しながら問題の解決を進めます。オンコール対応が求められる場合もあり、緊急時には迅速な判断が必要です。責任が大きい分、組織を守る達成感を得られる仕事です。

脆弱性診断でシステムの弱点をチェック

脆弱性診断はシステムに潜む弱点を見つけ出し、事前に対策を講じる役割です。Webアプリやネットワークに疑似的な攻撃を行い、安全性に問題がないかを調査します。発見した課題については、改善方法をまとめた診断レポートを作成します。
攻撃手法は日々進化するため、継続的に知識の更新が必要です。細かい部分まで注意を払いながら作業を進める集中力が求められます。

セキュリティコンサルとしての提案業務

セキュリティコンサルタントは、組織全体のセキュリティ戦略を考える立場です。企業のリスクを分析し、個人情報保護に関する規格などに沿った運用ルールを設計します。
経営層に対してセキュリティの必要性を説明し、体制や予算の確保に向けた調整を行います。技術部門と経営部門の間に立ってプロジェクトを進めるため、論理的な説明力とコミュニケーション能力が必要です。

セキュリティエンジニアに向いている人の特徴

セキュリティエンジニアは責任が大きい仕事ですが、適性がある人にとってはやりがいと将来性を両立しやすい職種です。需要が高い分、努力次第で高い年収や幅広いキャリアを目指せます。
向いている人の特徴は次の通りです。

  • 社会を守る使命感を持ち、組織の安全に貢献したいと考えられる人
  • ログ分析などの地道な調査を粘り強く続けられる人
  • インシデント発生時でも冷静に優先順位を判断できる人
  • プロトコルや最新技術など新しい知識を学び続けることが苦にならない人

セキュリティ分野では論理的な思考力と継続的な学習姿勢が必要です。変化の多い環境でも落ち着いて対応し、自分の知識を社会の安全に役立てたいと考える人に適しています。

セキュリティエンジニアの将来性

セキュリティエンジニアは、デジタル社会の発展とともに重要性が高まっている職種です。インターネットを活用する企業が増える中で、サイバー攻撃への対策は欠かせない課題となっています。専門知識を持つ人材への需要は高まっており、今後も必要とされ続ける可能性が高い分野です。

  • サイバー攻撃の増加で需要は今後も伸びる
  • AIの活用で業務効率は変化していく
  • 高度なスキルを持つ人材は長く活躍できる

ここでは、セキュリティエンジニアの将来性について解説します。

サイバー攻撃の増加で需要は今後も伸びる

サイバー攻撃が日常的に発生している現代では、セキュリティ人材の不足が課題です。日本政府も対策を進めており、サイバーセキュリティ人材育成の支援を強化しています。
情報処理安全確保支援士のような国家資格を持つ人材は社会的な信頼が高く、今後も需要が続くと考えられます。デジタル資産を守る必要性が高まるほど、専門家の価値も上がり続けるでしょう。

AIの活用で業務効率は変化してい

今後のセキュリティ分野ではAIの活用が重要です。AIを悪用した攻撃も増えていますが、防御側もツールを活用することで監視業務を効率化可能です。単純な作業を自動化することで、より高度な分析に集中しやすくなります。
また、プロトコルやゼロデイ脆弱性など、学ぶべき知識は常に更新されていきます。新しい技術に対応し続けることで、変化の多い分野でも価値を高められるでしょう。
AIエンジニアの仕事内容についてはこちらをご覧ください。
関連記事:AIエンジニアは何をするの?仕事内容・必要なスキル・求められる5つの知識について解説

高度なスキルを持つ人材は長く活躍できる

専門性を高めて上流工程に関わるようになると、安定したキャリアを築きやすくなります。セキュリティエンジニアの平均年収は628.9万円※とされており、経験を積むことで高年収を目指すことも可能です。
現場での監視業務からコンサルティング業務へとキャリアを広げることもでき、ライフスタイルにあわせた働き方を選びやすい点も特徴です。一度身に付けた専門スキルは長く活用できるため、将来にわたって需要が見込まれる分野といえます。
※参考:職業情報提供サイト(job tag)

セキュリティエンジニアで後悔しないためのポイント

セキュリティエンジニアとして長く活躍するためには、仕事内容の厳しさや求められるスキルを事前に理解しておくことが重要です。

専門性が高い職種であるため、入社後にミスマッチが起きると軌道修正が難しくなる場合があります。

  • インフラやネットワークの基礎を身に付ける
  • 資格取得で知識を体系的に整理する
  • 労働環境やオンコール体制を事前に確認する
  • 転職前に口コミや実態をしっかり調べる

ここでは、後悔しないために押さえておきたいポイントを解説します。

インフラやネットワークの基礎を身に付ける

セキュリティ分野を学ぶ際は、まずITインフラの基礎理解が欠かせません。ネットワークプロトコルと呼ばれるコンピューター同士の通信ルールを理解することで、問題発生時に原因を論理的に特定しやすくなります。
また、多くの企業で利用されているサーバー環境を扱えるようになることも重要です。基礎を固めずに専門技術だけを学ぶと、実務で対応できない場面が増えてしまう可能性があります。

資格取得で知識を体系的に整理する

資格取得は知識を体系的に整理し、実力を客観的に証明する手段になります。まずはITパスポートや情報セキュリティマネジメント試験などの基礎資格で全体像を理解することが重要です。その後、CompTIA Security+のような資格を取得することで、実務に役立つ知識を強化できます。
さらに情報処理安全確保支援士を目指すことで、専門性と社会的信頼を高められます。段階的に資格を取得することで、実務に活かせる判断力を身に付けられるでしょう。
オープンアップネクストエンジニアでは、毎月エンジニア同士の勉強会を開催したり、2,000種以上の研修講座、約300種の資格取得支援などエンジニアのスキルアップをサポートする制度が整っています。研修については以下をご覧ください。
研修を知る

労働環境やオンコール体制を事前に確認する

働きやすさを判断するためには、夜勤の頻度やオンコール体制について事前に確認することが大切です。サイバー攻撃は時間を問わず発生するため、インシデントが起きた際には深夜や休日に対応が必要になる場合があります。
問題が解決するまで作業が続くこともあるため、組織としてサポート体制が整っているかを確認しておく必要があります。無理のない働き方を実現するためにも、労働環境の確認は重要です。

転職前に口コミや実態をしっかり調べる

求人票の条件だけで判断せず、実際の業務内容やキャリアの進み方を確認することが重要です。企業によっては、監視業務だけを続ける環境になってしまう可能性もあります。成長できる企業では、監視業務から分析や設計へと進むキャリアの道筋が示されていることが多いです。面接では学習状況について質問されるかどうかも確認ポイントになります。
また、ITエンジニアの転職に役立つスキルシートの作成方法については以下もご参考ください。
関連記事:【IT編】エンジニアのスキルシート完全ガイド|書き方や作成・効率化のポイントまで解説

Next Engineerでセキュリティエンジニアの求人を探そう

セキュリティエンジニアはやめとけと言われる背景には、深夜の緊急対応や重い責任といった厳しい現実があるのは事実です。しかし、SOCやCSIRT、脆弱性診断など各職種の役割を正しく理解し、ITインフラの基礎知識や資格取得を地道に積み重ねれば、過度な不安を抱く必要はありません。
深刻な人材不足を背景に、将来性は極めて高く、専門性を武器に高年収を目指せるのはこの職種ならではの大きな魅力です。まずは自分に合う領域を慎重に見極め、入社後のミスマッチを防ぎましょう。
セキュリティエンジニアとしてのキャリアアップを目指したい人は、ぜひ本記事を参考に行動を始めてみてください。


かんたん30秒!まずは無料で転職相談/