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AIエンジニアにおすすめの資格8選|選び方や勉強方法・転職に必要なスキルを解説

AIエンジニアを目指すうえで、資格は必須ではありません。ただし、資格学習を通じてAIやデータ分析の基礎を体系的に身に付ければ、知識や学習意欲を示す材料として転職活動に活用できます。資格ごとに、AIの基礎、ディープラーニングの実装、統計、データ分析、AWSやAzureでの開発・運用など、学べる内容は異なります。目指す仕事や現在の知識、利用したいクラウド環境に合わせて選ぶことが大切です。
本記事では、AIエンジニアにおすすめの資格8選をはじめ、国家資格の有無、資格の選び方、勉強方法、転職で求められるスキルを解説します。AIエンジニアを目指している人は、ぜひ参考にしてください。

AIエンジニアになるために資格は必要?

AIエンジニアになるために資格は必須ではありません。採用では資格の数だけでなく、Pythonを使って機械学習モデルや生成AIアプリを作り、動作を確認しながら改善した経験が重視されます。一方、資格学習には、AIやデータ分析の基礎を順序立てて理解し、応募書類で知識や学習意欲を示しやすくする利点があります。
実務経験がない人は、基礎資格を学習の入口として活用すると、次に身に付けるべき技術を整理しやすくなるでしょう。ただし、資格だけでは設計力や開発力を十分に証明できません。取得後は、画像分類や需要予測、社内文書を検索できる生成AIアプリなどを作り、目的や工夫、改善点を説明できるポートフォリオへつなげることが大切です。資格、制作実績、クラウドや運用のスキルを組み合わせれば、知識だけでなく、AIを実際に活用できる力も企業へ伝えやすくなります。
以下の記事では、AIエンジニアの仕事内容について紹介しています。
関連記事:AIエンジニアは何をするの?仕事内容・必要なスキル・求められる5つの知識について解説

AIエンジニアにおすすめの資格8選

AIエンジニア向けの資格は、目指す仕事や現在の知識、利用したいクラウド環境に合わせて選ぶことが大切です。
今回紹介する資格は、次の8つです。

  • G検定
  • E資格
  • Python 3 エンジニア認定データ分析試験
  • 統計検定
  • データサイエンティスト検定
  • AI-901|Microsoft Azure AI Fundamentals
  • AI-103|Microsoft Certified: Azure AI Apps and Agents Developer Associate
  • AWS Certified Machine Learning Engineer – Associate

AIの全体像を学べる資格から、機械学習の実装やクラウド上での運用を扱う資格まで、学習できる内容は異なります。知名度だけで判断せず、自分に必要な知識を身に付けられる資格を選びましょう。

G検定

G検定は、ディープラーニングを中心としたAIの基礎知識や活用方法を学べる資格です。受験資格に制限はなく、試験ではAIに関する知識が多肢選択式で出題されます。受験料は一般13,200円、学生5,500円で、いずれも税込みです。2026年第4回は9,241名が受験し、7,677名が合格しており、合格率は83.08%でした。AIの全体像を体系的に理解したい人に向いています。
参考:G検定とは

E資格

E資格は、ディープラーニングの理論を理解し、適切な手法を選んで実装する知識や能力を認定する資格です。受験するには、試験日の過去2年以内にJDLA認定プログラムを修了する必要があります。受験料は一般33,000円、学生22,000円、JDLA会員27,500円で、いずれも税込みです。2026年第1回は1,317名が受験し、911名が合格しており、合格率は69.17%でした。
参考:E資格とは

Python 3 エンジニア認定データ分析試験

Python 3 エンジニア認定データ分析試験では、Pythonを使ったデータ分析の基礎や方法が問われます。試験は選択式の40問で構成され、正答率70%が合格ラインです。受験料は一般10,000円、学割5,000円で、いずれも税別となります。
運営協会が2024年に公表したデータ分析試験の合格率は81.5%でした。ただし、試験は2026年1月に改定されたため、合格率は参考値として捉えましょう。
参考:Python試験(Python資格)

統計検定

AIエンジニアを目指す人が基礎から学ぶ場合は、統計検定データサイエンス基礎が候補になります。実際のデータをExcelで処理し、データハンドリング、解析、結果の解釈に関する問題へ回答する試験です。試験時間は90分で、100点満点中60点以上が合格水準となります。受験料は一般7,000円、学割5,000円で、いずれも税込みです。2025年の合格率は66.2%でした。
参考:統計検定 データサイエンス基礎(DS基礎)

データサイエンティスト検定

データサイエンティスト検定リテラシーレベルは、データサイエンス、データエンジニアリング、ビジネスに関する基礎力を確認する資格です。受験資格に制限はなく、100問の選択式問題に100分で回答します。受験料は一般10,000円、学生5,000円、対象となる大学会員の学生は4,000円で、いずれも税別です。
公式サイトで公表されている2026年3月実施分の合格率は約42%でした。
参考:データサイエンティスト検定リテラシーレベル

AI-901|Microsoft Azure AI Fundamentals

AI-901は、Azure上のAIに関する基礎知識と基本的な技術スキルを確認する試験です。AIの概念や機械学習に加え、Microsoft Foundryを使ったAIソリューションの実装などが出題範囲に含まれます。受験料は99米ドルを基準とし、実際の金額は受験する国や地域によって異なります。公式サイトでは合格率を公表していませんが、合格に必要なスコアは1,000点満点中700点以上です。
参考:Exam AI-901: Microsoft Azure AI Fundamentals

AI-103|Microsoft Certified: Azure AI Apps and Agents Developer Associate

AI-103は、PythonとMicrosoft Foundryを使い、生成AIアプリやAIエージェントなどを設計・開発・公開する能力を確認する試験です。試験時間は120分です。Microsoft公式FAQではAssociate試験の受験料は通常165米ドルと案内されていますが、国や地域によって金額が異なります。合格率は公表されておらず、技術試験の合格スコアは700点以上です。
参考:Azure AI Apps and Agents Developer Associate

AWS Certified Machine Learning Engineer – Associate

AWS Certified Machine Learning Engineer – Associateは、AWS上で機械学習モデルを本番環境へ実装し、運用する技術力を確認する資格です。試験は65問で構成され、試験時間は130分、受験料は150米ドルとなります。AWSは、Amazon SageMakerをはじめとする機械学習関連サービスを1年以上使用した経験を推奨しています。公式の合格率は公表されておらず、合格に必要なスコアは1,000点満点中720点です。
参考:AWS Certified Machine Learning Engineer - Associate

AIエンジニアに関する国家資格はある?

AIエンジニアとして働くために、取得が義務付けられている国家資格はありません。G検定やE資格、データサイエンティスト検定は民間団体が認定する資格であり、AWSやAzureに関する資格は各企業が提供しています。ただし、国家資格ではないことを理由に、取得する価値がないとはいえません。
転職では、資格名だけでなく、Pythonを使って何を作り、どのように改善したかを説明できることが重要です。また、AIエンジニアだけを対象とした必須の国家資格はありませんが、IT全般の知識を確認できる基本情報技術者試験や応用情報技術者試験などの国家試験はあります。
資格で知識を整理した後は、AIアプリや機械学習モデルを作成し、ポートフォリオとして公開しましょう。資格と成果物を組み合わせることで、基礎知識や学習意欲に加え、実際に手を動かせることも企業へ伝えやすくなります。

AIエンジニア向け資格の選び方

AIエンジニア向け資格は、知名度だけで判断せず、目指す仕事や現在の経験に合わせて選ぶことが大切です。資格選びでは、次の4つのポイントを確認しましょう。

  • AIを活用する側か開発する側かで選ぶ
  • 現在の知識や実務経験に合った難易度から選ぶ
  • 取得したいスキルや利用するクラウド環境から選ぶ
  • 受験条件・費用・資格の更新制度を確認する

目的を決めずに複数の資格を取得するよりも、学んだ知識を実装や成果物の作成につなげられる資格を選ぶ方が、転職時の評価材料として活用しやすくなります。

AIを活用する側か開発する側かで選ぶ

AIエンジニア向け資格は、AIを業務へ取り入れる側と、開発・運用する側のどちらを目指すかで選びましょう。企画や営業、導入支援を目指す人には、AIの仕組みや活用方法を学べるG検定やGenerative AI Leaderが候補です。AIエンジニアや機械学習エンジニアを目指す場合は、E資格やAWS MLAなど、実装や運用に近い資格が適しています。希望する仕事と試験内容を合わせると、学習時間や受験費用を転職へ活かしやすくなります。

現在の知識や実務経験に合った難易度から選ぶ

資格は、現在の知識や実務経験より少し先の難易度から選ぶと、挫折や遠回りを防ぎやすくなります。AIやデータ分析の基礎から学ぶ人は、G検定やデータサイエンティスト検定、AI-901などが候補です。数学やPythonに不安がある場合は、統計検定DS基礎やPython 3 エンジニア認定データ分析試験から土台を整えましょう。Web開発やインフラ運用の経験者は、クラウドAIやMLOpsの資格へ進む方法もあります。

取得したいスキルや利用するクラウド環境から選ぶ

資格を選ぶ際は、身に付けたい技術と、転職先で利用したいクラウド環境を一致させましょう。深層学習の理論と実装を学ぶならE資格、AWS上で機械学習を開発・運用するならAWS MLAが候補です。GCP環境を目指す場合はProfessional MLE、生成AIやAIエージェントの開発を学ぶ場合はAI Agent BuilderやAI-300も選択肢となります。複数の環境を広く学ぶより、1つに絞って成果物まで作る方が実務力を伝えやすくなります。

受験条件・費用・資格の更新制度を確認する

学習前に、受験条件、受験料、有効期限、更新方法を公式サイトで確認しましょう。資格によっては、指定講座の修了が受験条件となる場合があります。また、AWS AI PractitionerとAWS MLAは3年、GoogleのProfessional資格は2年の有効期限があるため、更新を見据えた学習も必要です。Microsoftの資格は試験名や制度が変更されることがあります。古い情報だけを参考にせず、申し込み直前にも試験が実施されているか確認することが大切です。

AIエンジニア資格の勉強方法

AIエンジニア資格の勉強は、試験情報の確認から始め、基礎学習、問題演習、実践へ進むと効率的です。主な勉強方法は、次の4つです。

  • 公式サイトで試験範囲と受験条件を確認する
  • 公式教材や問題集で基礎知識を身に付ける
  • 模擬試験を繰り返して苦手分野を把握する
  • AIサービスを実際に操作する

資格の取得だけを目標にせず、学んだ知識をPythonやクラウド上で試すことが重要です。知識と操作経験を結びつければ、転職時に自分ができることを具体的に説明しやすくなります。

公式サイトで試験範囲と受験条件を確認する

資格学習を始める前に、運営団体や企業の公式サイトで現在の試験情報を確認しましょう。AI関連資格は、試験名や出題内容が変更される場合があります。古い記事だけを参考にすると、廃止された試験や変更前の範囲を学ぶおそれがあるため注意が必要です。
出題分野、受験料、有効期限、更新方法、指定講座の修了が必要かを整理し、学習項目として書き出します。最初に全体像を確認すれば、試験に出ない分野へ時間を使いすぎる失敗を防げます。

公式教材や問題集で基礎知識を身に付ける

試験範囲を確認した後は、公式教材や試験内容に対応した問題集を使い、基本用語と仕組みを順番に学びましょう。正解だけを暗記するのではなく、AIがデータから特徴を学ぶ流れや、クラウド上でAIサービスを利用する手順を自分の言葉で説明できる状態を目指します。数学やPythonでわからない部分があれば、入門教材へ戻って補うことも大切です。学んだ内容を短く書き直すと、理解したつもりになっている箇所にも気付きやすくなります。

模擬試験を繰り返して苦手分野を把握する

基礎学習を終えたら、模擬試験を繰り返し、自分が間違えやすい分野を把握しましょう。数だけを見るのではなく、用語を知らなかったのか、似た選択肢を区別できなかったのか、仕組みを理解できていなかったのかを記録します。同じ分野の間違いが続く場合は教材へ戻り、正解の理由に加えて、ほかの選択肢が誤っている理由も説明できるように復習してください。弱点を整理すれば、試験直前に優先して学ぶ範囲を絞りやすくなります。

AIサービスを実際に操作する

資格で学んだ知識を転職で示せる力へ変えるには、AIサービスを実際に操作することが重要です。クラウド資格を学ぶ人は、AWS、Azure、GCPのうち対象となる環境で、データの登録、モデルの利用、結果の確認まで試しましょう。生成AIを学ぶ場合は、文書を検索して回答を作るRAGや、複数の作業を進めるAIエージェントの小さなアプリも成果物の候補です。操作手順や失敗、改善内容を記録すると、資格学習をポートフォリオへ発展させられます

AIエンジニアへの転職では資格以外のスキルも重要

AIエンジニアへの転職では、資格だけでなく、データを扱い、AIを動かし、結果を説明できる力も求められます。資格学習と並行して、次の4つに取り組みましょう。

  • PythonやSQLを使ってデータを扱えるようにする
  • 機械学習モデルを実装したポートフォリオを作成する
  • GitHubでコードや学習の過程を公開する
  • AIを使ってどのような課題を解決できるか説明する

企業へ実装力を伝えるには、完成した成果物だけでなく、作成した目的や改善の過程を整理することも大切です。資格で得た知識を実際の行動へつなげましょう。以下の記事では、AIエンジニアはやめとけといわれる理由について紹介しています。
関連記事:AIエンジニアはやめとけといわれる理由6選|向いている人や将来性、未経験から目指す方法を解説
実際の求人もご覧ください。
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PythonやSQLを使ってデータを扱えるようにする

AIエンジニアを目指すうえで、PythonとSQLを使ってデータを扱う力は重要です。Pythonは、データの整理や機械学習モデルの作成に広く使われ、SQLは保存されたデータから必要な情報を取り出して集計する際に役立ちます。資格学習と並行し、表形式のデータを読み込み、欠けている値や不要な項目を整え、分析や予測に使える形へ変える練習をしましょう。小さなデータから始めると、処理の流れを確認しながら理解を深められます。

機械学習モデルを実装したポートフォリオを作成する

転職では、資格の数だけでなく、自分で作った成果物を示すことが重要です。画像を種類ごとに分ける仕組み、商品の需要を予測するモデル、社内文書を検索して回答するRAGアプリなどが候補となります。完成した画面だけを見せるのではなく、解決したい課題、使用したデータ、結果の確かめ方、うまくいかなかった点と改善内容まで整理しましょう。
学んだ知識をどのように実装したか説明できれば、開発力や改善力を伝えやすくなります。以下の記事では、エンジニアのスキルシートの書き方について紹介しています。
関連記事:【IT編】エンジニアのスキルシート完全ガイド|書き方や作成・効率化のポイントまで解説

GitHubでコードや学習の過程を公開する

作成したコードはGitHubで公開し、採用担当者が開発内容を確認できる状態にしましょう。GitHubは、プログラムのコードや修正履歴を保存し、共有できるサービスです。成果物ごとに、作成した目的、使用した技術、動かし方、得られた結果、今後の改善点をREADMEへまとめます。
完成品だけでなく、試した方法や失敗を修正した記録も残すことが大切です。開発の進め方や問題を改善する姿勢まで伝えられるため、資格を補う評価材料になります。

AIを使ってどのような課題を解決できるか説明する

面接では、使用した技術名を並べるだけでなく、AIでどのような課題を解決したのかを説明しましょう。文書を探す手間を減らすためにRAGを使った、需要の変化を把握するために予測モデルを作ったというように、目的から伝えます。そのうえで、使用したデータ、結果を確かめた方法、失敗した部分と改善内容を整理します。
技術を選んだ理由や利用者に与える効果まで話せると、資格で得た知識を実際の仕事へつなげられることを示しやすくなるでしょう。

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AIエンジニアになるために資格は必須ではありませんが、AIやデータ分析の基礎を体系的に学び、知識や学習意欲を示す材料として活用できます。資格は、目指す役割や現在の知識、身に付けたい技術、利用するクラウド環境に合わせて選びましょう。取得後は、PythonやSQLによるデータ処理、機械学習モデルや生成AIアプリの作成、GitHubでのコード公開にも取り組むことが大切です。
資格とポートフォリオを組み合わせ、AIで解決した課題や改善の過程を説明できれば、転職時に実装力を伝えやすくなります。学習支援も活用して転職を目指しましょう。
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