“つくる楽しさ”から始まった、設計エンジニアの道。
島田 駿翔 SHUNTO SHIMADA
≪プロフィール≫
大学では機械工学を専攻し、新卒入社。現在は大手自動車部品メーカーでバンパーの設計を担当していいる。2025年度技術社員表彰で、フレッシャー賞を受賞。
「つくる」世界で、さまざまなことに挑戦してみたい。
オープンアップネクストエンジニアに入社を決めた理由は、2つあります。1つ目は、大手メーカーで幅広くものづくりに携われること。2つ目は研修制度やeラーニングなど、入社後の学習環境が整っている点も大きな魅力でした。大学で機械工学を専攻していたとはいえ、エンジニアは未経験。知識が足りていないことに不安を感じていたので、学びの機会の豊富さはとても心強かったです。
正直、就活の時に「これをやりたい」という目標はなかったのですが、はっきりしていたのは、「“つくる”という世界で、いろいろなことにチャレンジしたい」という気持ちは明確にありました。もともとものづくりが好きで、プラモデルを組み立てたり、DIYで棚を作ったりと趣味でいろいろな創作を楽しんでいたんです。大学でもロボット制作をしたり、砂型にアルミを流し込んで鍛造したり、ゼミではプラスチックを作る研究もしていました。

「デザイン」をカタチに。一歩ずつ設計者としての階段を登っていく。
現在入社して1年半、大手自動車部品メーカー1社で、自動車用フロントバンパーの設計を担当しています。フロントバンパーは車の「顔」ともいわれる外装部品です。設計エンジニアの役割は、デザイン面の見た目の印象だけでなく、安全性や空力性能、エンジンの冷却効率にも直結し、性能面の要望を両立させること。具体的には、顧客から受け取ったデザインをもとに設計ソフトのCADでモデルを作り、テストと修正を繰り返します。これらの作業はチームで協力しながら進め、最終的にすべての要件をクリアした設計データを納品して完了です。
配属当初のCADスキルは、多少大学で学んだことはあるものの初心者同然で、不安もありました。その点、配属前にオープンアップネクストエンジニアで1カ月間実践的なCAD研修が受けられたので、大きな不安なく実務をスタートすることができてありがたかったです。配属後3カ月くらいは上司の指示通りにCADでモデルを作るだけで精一杯だった私も、半年経つ頃には、自分で考えて提案できるようにもなりました。例えばエンジン熱で樹脂が溶けるリスクがあれば、「ここに空気穴を設けて冷却してはどうか」など。上司とともに顧客との会議に参加し、全体の状況を把握するようになったのも、半年目くらいからですね。
1つのバンパーを完成させるまで約3カ月。その間ずっと「デザインを損なうことなく、いかに性能を満たすか」という難題に向き合い続けます。何度も打ち合わせや設計変更をしながら完成した設計データを納品した時の達成感は格別で、これを味わうために頑張っているところもありますね。

いつか何かを作り上げ、名前が残せるように日々挑戦し続ける。
設計と一言でいってもCAD業務だけではありません。お客様との打ち合わせや設計の進行管理、チーム内メンバーの業務調整も大切な業務です。私が特に意識しているのは、確実に伝わるコミュニケーション。例えばメンバーに作業を依頼する際には、テキストだけでなく図などを入れて視覚的にわかりやすい資料を用意するなど工夫しています。口頭だけよりも正確に伝わるし、結果、業務の効率がグッと上がります。
また、CAD業務はパソコン作業が中心のため黙々と作業を進めがちですが、集中力を保ち相談しやすい雰囲気をつくるためにも、適度なリフレッシュは不可欠です。私の配属先は、上司や先輩と気軽に話せる雰囲気なので、仕事の合間に趣味のゲームやアニメ、射撃の話でよくコミュニケーションを取っていますね。射撃については、偶然上司と共通の趣味で、休日に一緒に行くこともあります。また、同じフロアのエンジニアとも仲が良くて食事に行くのですが、自分の知らない世界を知ることができることがとても楽しいんです。
仕事を通じて得られる人生経験や出会いが、人間としての幅を広げてくれていると感じています。 今後のキャリアについては、具体的なことは決めていません。変化に臨機応変に対応しながらチャレンジを続けて、自分の可能性を広げていけたらと思います。
そしていつか、自動車だけに関わらず、ゼロから何かを作り上げ、名前を残せたら嬉しいです。
取材日:2025.9.5