「わからない」から挑み続ける。
楽しむことで広がる、IT組込みエンジニアの世界。
熊澤 陽友 YOSUKE KUMAZAWA
《プロフィール》
大学では素粒子物理学を専攻し、新卒入社。現在は組込みエンジニアとして、自動車のバッテリー関連のシステム開発に従事。2025年度の技術社員表彰でフレッシャー賞を受賞。
入社の決め手は、他社より研修制度が充実していること。
大学では素粒子物理学を専攻し、IT分野に触れることはほとんどありませんでした。プログラミングに興味をもったきっかけは、「最近流行っているらしいから有名な言語を学んでみよう」ぐらいの軽い気持ちから。でも、C言語の授業が想像以上に楽しかったんです。初めて自分で作ったコードでプログラムが動いた時は、「デジタルの世界ってこういうものでできているんだ」と、喜びと達成感がありましたね。
オープンアップネクストエンジニアへの入社の決め手は、「未経験でも挑戦できる可能性がある」「研修が充実している」という2つの軸でした。実際に配属前には1カ月間「C言語マイコン研修」を受講できて、大学時代の基礎知識だけがある状態から、エンジニアとしての実践に近い基礎を学ぶことができたと思います。
具体的な研修内容は、C言語の基礎知識はもちろん、仕様書をもとに開発したり、仕様書そのものを作成したりといった一連の工程。座学と実務のギャップを埋めることができましたし、実際に業務が始まった後も「研修でやったことだ」と思い返しながら、スムーズに作業を進められましたね。

楽しくて仕方がない「組込みエンジニア」の仕事。
現在の業務は、ソフトウェア開発会社で、自動車のバッテリー関連に組込まれるシステム開発です。「システム開発」というと、パソコンの前でコードを書いているイメージがあるかもしれません。しかし現在の配属先では、設計をはじめコーディング以外の業務も多くあります。
配属後すぐの4カ月間は、システムの設定値を変更するような実装や動作確認などの業務を担当し、その後は少しずつ、仕様書の変更点を確認する「要求分析」や簡易的な「設計」も経験させてもらいました。そして1年後には、過去の事例に基づいた設計や機能の追加・変更など、中規模の業務も増えてきました。
現在は、仕様書やマニュアルが読めるようになり、コーディングやバグの修正までを行えるようになり自分自身成長を感じています。イチからシステムを設計する大規模な業務はまだまだですが、最低限のC言語の知識と、英語で書かれたマニュアルを読める力があれば、ここまで対応できるようになるんだということは、大きな自信になっています。
とはいえ、修正の仕方がわからないバグが起きたり、扱ったことのない機能が出てきたりと、自分で解決できない時は悔しい思いもします。でも、それが逆に仕事の原動力にもなっているんです。趣味であれば諦めるかもしれませんが、やっているのは仕事。どうにかして解決したいですし、せっかくならステップアップのきっかけにしたいと思っています。C言語に興味をもって就いた組込みエンジニアの仕事は、大変なことも多いですが今は楽しくて仕方ないですね。

仕事は「チーム」だからこそ、もっと成長して貢献したい。
仕事というのは、1人では決してできないものだということを働いてみて実感しています。組込みの業務もお客さまはもちろん、マネージャーがいて、メンバーがいて「チーム」なんです。だからこそチームで働く上では、自分のできること・できないことをこまめに報告(連絡)することが大切。決められた納期に間に合うように上司には常に自分の状況を報告し、自分も周囲の状況はキャッチアップできるようにアンテナを張っていますね。
まだ入社して2年目、わからないことも数多くあります。組込みエンジニアの仕事は実務を通して得られる知識や経験も多く、自分で調べて時間をかけてわかるものばかりではないんです。そのため、わからないことはすぐに先輩に相談するように心掛けてきました。そうした経験を積むうちに、どこを調べればいいのかが見えてくるようにもなってきましたね。一つずつ丁寧に教えてくださった先輩には本当に感謝しています。私の職場はコミュニケーションが活発で、挨拶や雑談などよく話しますし、とても働きやすい雰囲気で本当にありがたいです。
当面の目標は、今扱っている製品の知識をより深めていくこと。ただ、長期的なビジョンは明確になっていないので、当社の研修制度を活用して、定期的にキャリアを振り返りながら、今後の目標を考えていきたいです。漠然と描いているイメージの1つは、物理学の知識を活かして宇宙関係の仕事に挑戦することです。まだまだ手探りですが、まずは今の仕事で経験を積みながら、自分のペースで進むべき方向を見つけたいと思います。
取材日:2025.9.5