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ネットワークエンジニアはオワコン?将来性や年収・需要を現役目線でわかりやすく解説

ネットワークエンジニアはオワコンと言われることがありますが、実際にはクラウド化やDX推進の影響で、ネットワークの知識を持つ人材の需要は今も高い状況が続いています。クラウド・セキュリティ・自動化といった新しい技術を身に付けることで、市場価値を高めやすい職種です。
本記事では、ネットワークエンジニアがオワコン※と言われる理由から、実際の将来性、年収アップにつながるスキルやキャリア戦略までをわかりやすく解説します。これからネットワークエンジニアを目指す方や、将来に不安を感じている方は、ぜひ参考にしてください。

※オワコン…「終わったコンテンツ」を略した日本のインターネットスラング。SNS、流行語、ビジネス、ゲーム、アニメなどあらゆる業界で利用される言葉。

目次

  1. ネットワークエンジニアはオワコンではない
  2. ネットワークエンジニアがオワコンと言われる3つの理由
  3. 実は需要が高い?ネットワークエンジニアの将来性
  4. ネットワークエンジニアとして働くメリット
  5. ネットワークエンジニアとして働くデメリット
  6. 市場価値を高めるネットワークエンジニアのスキル
  7. ネットワークエンジニアが年収アップするキャリア戦略
  8. Next Engineerでネットワークエンジニアの求人を探そう

ネットワークエンジニアはオワコンではない

ネットワークエンジニアは、今後も必要とされ続ける職種です。インターネットやクラウドサービスが当たり前となった現在、社会のあらゆる場面でネットワークが不可欠です。スマートフォンでの動画視聴やオンライン会議など、日常のあらゆる活動はネットワークによって支えられており、その設計や管理を担うエンジニアの役割はむしろ重要性を増しています。
一方で、オワコンと言われる背景には、従来の働き方の変化があります。機器を手作業で設定するだけの業務は減少しつつありますが、これは職種そのものが不要になるという意味ではありません。
クラウドやセキュリティといった新しい領域に対応できるエンジニアは引き続き求められており、変化に適応できる人材にとっては安定したキャリアを築きやすい分野です。

ネットワークエンジニアがオワコンと言われる3つの理由

ネットワークエンジニアがオワコンと言われるのは、技術の進化によって従来の業務の価値が変化しているためです。ただし、その多くは特定の働き方に対する評価であり、職種全体を否定するものではありません。

  • クラウド化でオンプレミス案件が減少している
  • AI・自動化の進展で運用業務が効率化されている
  • 従来のネットワーク知識だけでは差別化が難しくなっている

まずは、「オワコン」と言われる背景について具体的に見ていきましょう。

クラウド化でオンプレミス案件が減少している

クラウドサービスの普及により、従来主流だったオンプレミス環境の案件は減少しています。以前は企業ごとにサーバやネットワーク機器を設置し、物理的な配線や設定を行う必要がありました。
しかし現在は、AWSやAzureなどのクラウド上で仮想ネットワークを構築できるため、機器の設置や手作業での設定業務は大幅に減っています。この変化により、従来型の作業に特化したエンジニアの需要は縮小傾向にあります。

AI・自動化の進展で運用業務が効率化されている

運用業務の多くがAIや自動化ツールによって効率化されています。ログ監視やアラート対応といった定型作業は自動化が進み、さらに手順書の作成やログ分析の一部も自動化の対象となっています。その結果、マニュアル通りの作業を中心としたポジションは将来的に縮小する可能性があり、不安を感じるエンジニアが増えているのも事実です。

従来のネットワーク知識だけでは差別化が難しくなっている

従来のネットワーク知識だけでは、市場での競争力を維持することが難しくなっています。CLIによる設定スキルなどは依然として重要ですが、それだけでは他のエンジニアとの差別化が難しい状況です。クラウドやセキュリティ、自動化といった領域の知識を持つエンジニアとの差が広がっており、単一のスキルに依存する働き方は市場価値の伸び悩みにつながります。

実は需要が高い?ネットワークエンジニアの将来性

ネットワークエンジニアは、分野によっては高い需要が続いています。特に新しい技術領域に対応できる人材は不足しており、将来性のある職種の1つと言えます。

  • ITインフラ人材不足でニーズが拡大している
  • DX推進によりネットワーク設計の重要性が高まっている
  • 5G・IoTの普及で活躍領域が広がっている

現在も需要が高いと言われる理由を、業界動向とあわせて確認していきます。

ITインフラ人材不足でニーズが拡大している

多くの企業がデジタル化を進める中で、ITインフラを支える人材の不足が課題となっています。クラウドやAIを安全に活用するための基盤を設計できるエンジニアは、質・量ともに不足している状況です。こうした背景から、ネットワークの知識を持つエンジニアへの期待は高まっており、今後もニーズの拡大が見込まれます。
以下の記事では、ITインフラエンジニアについて紹介していますので参考にご覧ください。
関連記事:ITインフラエンジニアとは?種類や仕事内容、必要なスキル、資格を紹介

DX推進によりネットワーク設計の重要性が高まっている

企業のDX推進に伴い、ネットワーク設計の重要性はさらに高まっています。ゼロトラストのように、すべての通信を前提に安全性を確保する考え方が広がっており、ネットワークとセキュリティを一体で設計するスキルが求められています。
また、SASEの導入や運用には、ルーティングやアクセス制御といった基礎的かつ高度な知識が必要であり、ネットワークエンジニアの専門性が活かされる領域です。

5G・IoTの普及で活躍領域が広がっている

5GやIoTの普及により、ネットワークの活用領域は大きく広がっています。工場や医療、交通などさまざまな分野でネットワークが活用されており、それに伴いエンジニアの活躍の場も増えているためです。
さらに、5GやIoT関連のネットワーク設計・構築スキルを身につけることで、キャリアの幅や評価にもつながりやすくなっています。従来の運用業務にとどまらず、設計や構築へと領域を広げることが、今後の成長につながります。

ネットワークエンジニアとして働くメリット

ネットワークエンジニアは、専門性を高めることで将来的なキャリアの幅を広げやすい職種です。社会を支える重要な役割を担っているだけでなく、スキル次第では収入アップやキャリアアップも目指しやすく、長期的に価値を積み上げやすい特徴があります。

  • 社会インフラを支えるやりがいがある
  • スキル次第で高年収を目指せる
  • キャリアの選択肢が広く応用が効く

仕事内容やキャリア面を踏まえながら、ネットワークエンジニアならではのメリットを確認しましょう。

社会インフラを支えるやりがいがある

ネットワークエンジニアの大きな魅力は、社会インフラを支えている実感を得やすい点です。企業の業務システムだけでなく、医療や交通など社会全体の基盤となるネットワークを支える役割を担っているため、自分の仕事が多くの人の生活につながっています。実際に、自分が設計や構築を担当したネットワークが安定して稼働し続けることで、大きな達成感を覚えるエンジニアは少なくありません。障害対応など責任の重い場面もありますが、自分がシステムを支えているというやりがいにつながりやすい職種です。

スキル次第で高年収を目指せる

ネットワークエンジニアは、習得するスキルによって年収差が大きく出やすい職種です。運用監視中心の業務では年収が伸び悩むケースもありますが、AWSやAzureなどクラウド環境でのネットワーク設計スキルを身につけることで、より高い評価につながります。
さらに、ゼロトラストやSASEなど、ネットワークとセキュリティを組み合わせた設計領域まで対応できるようになると、高年収帯を目指せる可能性も高まります。 単純な作業だけではなく、設計や構築など上流工程へステップアップすることで、市場価値を高めやすい点は大きなメリットです。

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キャリアの選択肢が広く応用が効く

ネットワークエンジニアとして培った知識は、さまざまな職種へ応用しやすい特徴があります。クラウドエンジニアやセキュリティエンジニア、SRE※など、関連する専門職へキャリアを広げる際の土台になりやすいためです。
特に、ネットワークの仕組みを深く理解しているエンジニアは、クラウド環境でトラブルが発生した際にも原因を論理的に追いやすく、幅広い現場で重宝される傾向があります。将来的な転職や社内異動の選択肢を広げやすい点も、ネットワークエンジニアとして働く魅力の1つです。
※SRE…Site Reliability Engineeringシステムが安定稼働するために、ソフトウェアツールを使用して、ネットワーク・システム管理やアプリケーション監視などの IT インフラストラクチャタスクを自動化する方法

ネットワークエンジニアとして働くデメリット

ネットワークエンジニアは将来性のある職種ですが、働き方によっては負担が大きくなることもあります。特に運用監視中心の業務では、精神的なプレッシャーやキャリアの停滞を感じるケースもあるため、事前に理解しておくことが重要です。

  • 障害対応などプレッシャーがかかる場面がある
  • 下流工程中心だと年収が伸びにくい

転職後のミスマッチを防ぐためにも、事前に把握しておきたい注意点を確認していきましょう。

障害対応などプレッシャーがかかる場面がある

ネットワークは24時間365日稼働する重要なインフラであるため、障害対応のプレッシャーが大きい職種です。メンテナンス作業が深夜や休日に行われることも多く、突発的なトラブルが発生した場合は迅速な対応が求められます。
また、待機対応が必要になる現場もあり、休日でも連絡に備えなければならないケースがあります。大規模障害では長時間対応が続くこともあり、精神的な負担を感じやすい点はデメリットの1つです。

下流工程中心だと年収が伸びにくい

運用監視や定型的な作業だけを続けていると、年収が伸びにくくなる傾向があります。ログ確認やアラート対応が中心の場合、新しい技術に触れる機会が限られ、クラウドや自動化などのスキルを習得しにくくなるためです。
また、働く環境によっては設計や構築といった上流工程を経験しにくいケースもあります。その結果、実機操作のみのスキルに偏ってしまい、市場価値が伸び悩む可能性があります。長期的にキャリアアップを目指す場合は、運用だけでなく設計や構築へ挑戦できる環境を選ぶことが重要です。

市場価値を高めるネットワークエンジニアのスキル

これからのネットワークエンジニアには、従来の機器設定だけではなく、クラウドや自動化、セキュリティまで含めた幅広い知識が求められています。特定の分野だけに依存するのではなく、複数のスキルを掛け合わせることで、市場価値を高めやすくなります。

  • クラウド環境でのネットワーク設計スキル
  • 自動化(IaC・スクリプト)の知識
  • セキュリティ・ゼロトラストの理解

今後のキャリアで差別化につながりやすいスキルを順番に紹介します。

クラウド環境でのネットワーク設計スキル

AWSやAzureなどのクラウド環境でネットワークを設計・構築するスキルは、現在特に需要が高まっている領域です。企業のクラウド移行が進む中で、物理機器だけでなく仮想ネットワークを扱えるエンジニアが求められています。
また、クラウド設計に対応できるエンジニアは、従来型のネットワークエンジニアより高い評価を受けやすい傾向があります。物理ネットワークの仕組みを理解した上でクラウド環境も扱える人材は、障害発生時にも通信経路を論理的に追いやすく、現場で重宝されやすい存在です。
ネクストエンジニアでは、エンジニアのスキルアップにつながる様々な研修や学習制度を設けいています。詳細は以下をご覧ください。

研修を知る|Next Engineer(ネクストエンジニア)

自動化(IaC・スクリプト)の知識

ネットワーク運用では、自動化の知識が重要になっています。従来のように手作業で設定変更を行うだけではなく、IaCやスクリプトを活用して効率化する流れが加速しているためです。IaCは、インフラ設定をコードとして管理する考え方であり、TerraformやAnsibleなどのツールを活用することで、大量の機器設定も短時間で対応しやすくなります。
単純作業を減らすことで、設計や改善提案など、より付加価値の高い業務へ時間を使いやすくなる点も大きなメリットです。

セキュリティ・ゼロトラストの理解

ネットワークエンジニアには、セキュリティ分野の知識も求められています。社内ネットワークは安全という前提ではなく、すべての通信を確認するゼロトラストの考え方が広がっているためです。
さらに、ネットワークとセキュリティを統合するSASEの導入も進んでおり、ネットワーク知識を持つエンジニアがセキュリティ領域へ対応できる価値は高まっています。クラウド環境とセキュリティを組み合わせて理解できる人材は、今後も需要が期待される分野です。

ネットワークエンジニアが年収アップするキャリア戦略

ネットワークエンジニアとして年収を伸ばすには、担当する業務範囲を広げることが重要です。特に、運用監視だけに留まらず、設計やクラウド領域へ挑戦することで市場価値を高めやすくなります。

  • 設計・要件定義など上流工程へステップアップする
  • クラウドとセキュリティの掛け合わせで市場価値を上げる
  • 転職して新しい環境に挑戦する

最後に、収入やキャリアアップを目指すうえで意識したいポイントを解説します。

関連記事:20代未経験者からITエンジニアに転職できる!転職方法や研修制度、おすすめの職種を紹介

設計・要件定義など上流工程へステップアップする

年収アップを目指す場合は、監視や保守だけでなく、設計や要件定義などの上流工程へステップアップすることが重要です。お客様の要望を整理し、最適なネットワーク構成を提案する業務は、専門性や判断力が求められるため、高く評価されやすくなります。

一方で、下流工程のみを続けていると、新しい技術に触れる機会が限られやすくなります。将来的な市場価値を高めるためには、設計や構築に関われる環境を意識して選ぶことが大切です。

クラウドとセキュリティの掛け合わせで市場価値を上げる

ネットワークの知識に加えて、クラウドやセキュリティのスキルを習得することで、市場価値を高めやすくなります。AWSやAzureなどのクラウド環境でのネットワーク設計に対応できるだけでも、キャリアの幅は大きく広がるでしょう。
さらに、ゼロトラストやSASEなど、ネットワークとセキュリティを統合した領域まで対応できるようになると、高度な専門性を持つ人材として評価されやすくなります。単一スキルではなく、複数の技術を掛け合わせることが、年収アップにつながる重要なポイントです。

転職して新しい環境に挑戦する

現在の職場で成長機会が限られている場合は、転職によって新しい環境へ挑戦することも有効な選択肢です。特に、オンプレミス機器の保守だけを中心にしている会社では、クラウドやセキュリティ分野の経験を積みにくいケースがあります。
転職先を選ぶ際は、年収だけではなく、設計や構築に関われるか、クラウドやセキュリティ案件を扱っているかを確認することが重要です。将来的なキャリアを見据えて、成長できる環境を選ぶことが市場価値向上につながります。

Next Engineerでネットワークエンジニアの求人を探そう

ネットワークエンジニアは、従来型の働き方だけを見るとオワコンと言われる場面もあります。しかし実際には、クラウドやセキュリティ、自動化など新しい技術領域に対応できる人材への需要は高まり続けています。特に、DX推進や5G・IoTの普及によって、ネットワーク設計の重要性は今後さらに増していくでしょう。
ネットワークエンジニアとして長く活躍したい場合は、今の働き方のままで良いかを見直しながら、成長できる環境を選ぶことが重要です。
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