「皆と一緒に、1つのモノをつくり上げるのが好きだな」そう実感したのは学生時代です。当時は大学祭実行委員会のミスコン運営班に所属していて、約半年間、30人ほどのメンバーと本番に向けて奔走。SNSでの広報や衣装選び、ステージ演出など、役割分担をしながら、「どうすれば出演者を一番輝かせられるか」を皆で試行錯誤する日々は、とても充実していました。
また、長年続けていたディスカウントショップのアルバイトでも、POPの配置や商品の見せ方を仲間と一緒に工夫し、売場を作り上げていく過程に大きなやりがいを感じていました。
学業面では、物理が得意だったことから電気電子工学を専攻し、モータの制御を扱うパワーエレクトロニクス分野の研究室へ。グループ実験でも、チームで意見交換をしながら答えを導き出していく面白さを実感しました。そうして「社会に出ても、皆で1つのモノを作る仕事がしたい」とエンジニアを志すようになり、中でも特に惹かれたのが、モノづくりのスタート地点として全体を組み上げていく「設計」の仕事でした。
就職活動で重視したのは、研修制度の充実度です。普通科の高校から工学部に進んだ私は、大学時代は工業高校出身の友人たちとの差を自分の力で埋めることから始まりました。だから会社選びの際は「基礎から学べる環境が整っている会社で働きたい」と考えていたんです。そのため複数の企業を比較し、もっとも研修が手厚いと感じたオープンアップネクストエンジニアに入社を決めました。
配属先はパワーエレクトロニクスに特化した企業で、電気自動車やロボットなど、さまざまなモータ性能を評価する大型装置の設計・開発を行う部署です。入社後の2カ月間は座学と実習による研修を受け、電気の基礎を徹底的に復習。忘れていた知識や理解があやふやだった点が一気にクリアになり、「よし、またイチから勉強しよう!」と気持ちが引き締まりました。
3カ月目からはいよいよ現場へ。てっきり図面を描くと思っていたので、最初の業務が「配線作り」だったことには驚きました。回路図を見ながら線を必要な長さに切り、端子を圧着し、テスターで導通を確認して装置に組み込んでいく。最初の1週間で作った配線は、実に200本にも及びました。
現在も配線作業を中心に、出張中の先輩のサポートや部材の準備などを重ねながら、設計に必要な知識を吸収する毎日です。嬉しかったのは、現場に出て2週目、初めて回路図と取扱説明書の修正の一部を任されたこと。一発でOKをもらえず何度も修正を繰り返しましたが、自分の手で形にしたものが製品の一部になるという、設計エンジニアとしての夢に少し近付けた気がしました。
毎日覚えることがたくさんある中、個人的に続けている習慣が退社前の「振り返りノート」。その日の気付きを忘れないよう、取り組んだことや自分で調べたこと、先輩に教わったことなどを毎日まとめているんです。さらに、帰宅後は無理のない範囲でオープンアップネクストエンジニアのe-ラーニングを受講し、知識の穴を埋めています。自分のペースで学べるので、続けやすいように思います。
入社前は配属先がどんな環境なのかわからず不安もありましたが、営業担当に電話やメッセージでいつでも相談できたので、不安を抱え込まずに済みました。この間も休暇の仕組みについて相談し、その場で制度を教えてもらえて助かりました。
配属先も明るく活気のある雰囲気で、何より「質問しやすい環境」が整っています。皆さん丁寧に教えてくれて、とても優しいんです。しかも、新人教育を担当してくださっているのは、オープンアップネクストエンジニアから配属先に移籍した先輩。仕事のことはもちろん、働き方まで相談できるのも心強く、「ここに配属されて良かった」と心から思っています。
今はまだ先輩のサポートが中心で、仕事の全体像をつかんでいる最中ですが、まずは回路図や取扱説明書を1人で完璧に作れるようになることが直近の目標です。自分にできることを着実に増やし、1日でも早く1人で設計をこなせるようになりたい。ゆくゆくは一人前の設計エンジニアとしてチームを支えたいです。