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プラント・インフラ
機械系

カタチのない状態から、
チームで機械を組み上げる。
製品が生まれる瞬間は、何度味わっても
面白い。

2024年入社
澤村 晃輔KOSUKE SAWAMURA

製造技術エンジニアとして、プラスチック成型加工機の組み立てと部品の品質評価に携わる澤村さん。約10名のチームで、大きなものでは5トンの機械を2〜3カ月かけて組み上げています。入社3年目、1つずつ着実に力を付けてきた澤村さんに、仕事内容や成長の歩みなど話を伺いました。

工場見学での驚きが原点。鋼材を切るレーザーの迫力に心つかまれた。

もともと父の影響でロボットアニメが好きで、ダイナミックに動く機械に興味をもっていました。転機は中学生の頃。学校行事で地元の工場を見学する機会があり、そこで目にしたのがレーザー加工機です。硬い鋼材が、レーザーで狙い通りの形に切り抜かれていく。その様子を生で見て、すっかり心をつかまれたんです。将来はエンジニアになろうと、このときに思い始めました。

とはいえ、扱いたい機械は1つに絞れません。そこで大学は「まずは幅広く学ぼう」と理工学部機械工学科に進み、材料などの基本から、熱力学や流体機械といった専門領域まで、機械系の知識を幅広く身に付けました。就活でも考え方の軸は同じ。「さまざまな機械に携われる環境」を探すなかで、就活エージェントから紹介されたのが、オープンアップネクストエンジニアでした。

入社の決め手は、サポート体制の充実です。当時は働くこと自体に不安がいっぱいで、困りごとを相談できる環境が用意されていることが、何より心強かったんです。実際、就業先でクレーンとフォークリフトの資格を取る必要があった時も、すぐに営業担当者に相談できました。担当の営業がついてくれて何でも気軽に相談ができることへの安心感は、今も変わらず感じています。

わからないことは、聞いて、メモして、繰り返して自分のものに。

現在の配属先はプラスチック成形加工機のメーカーで、押出機やシート・フィルム成形機の組み立てと、部品の品質評価を担当しています。押出機が、ペレットという粒状の樹脂を加熱して溶かして押し出し、成形機がそれを薄く引き伸ばして、シートやフィルムに仕上げていきます。できあがったシートやフィルムは、食品のトレーや包装フィルム、医療品の包装、建材など、生活のあらゆる場面で使われています。

現在は、約10名のチームで、1台あたり2〜3カ月かけて機械を組み上げます。大きなものでは重さ約5トン、部品は1,000点を超える規模で、大型部品の運搬やセットにはクレーンを使用します。組み立ての前には、土台となるベースの水平を「オートレベル」、垂直や角度を「トランシット」という測量機器で確認します。これは仕上がりの精度を左右する、欠かせない作業です。

配属された当初は、工場の中に何があるのかさえわからない状態でした。作業の手順も、必要な道具もその使い方も、わからないところからのスタートです。だからこそ、不明点があれば立ち止まらずに先輩に聞き、教わったことは必ずメモを取り、自分で再現できるまで繰り返す、それを徹底しました。

2年目からは、部品の品質評価を任されるようになりました。図面と実物を照らし合わせ、寸法の公差や穴の位置・数に間違いがないかの品質を確認する仕事です。大学で設計を学び、図面に触れてきた経験が、ここで活きました。3年目の今は、1人で進める作業が増え、必要な道具を自分で判断して用意できるようになっています。

先輩が多い職場ですが、相談しやすい環境です。口頭だけでなく、図や実演を交えて教えてくださるため、「そういうことか!」と納得しながら、着実に理解を深められています。

ゼロから機械を組み立てて形に。製品が生まれる瞬間こそやりがい。

この仕事のやりがいは、組み立てから試運転まで携わり、形のない状態から機械が出来上がる過程をすべて見届けられることにあります。中でも、組み立てた機械を試運転する瞬間は格別。最初はパラパラとした粒だった樹脂が、押出機で熱せられて、粘土のようにひとかたまりになって出ていく。それが成形機で薄く引き伸ばされ、透明なシートに変わっていく。自分たちが組み上げた機械が確かに動いて、製品が生まれる瞬間は、何度見ても面白いですね。

入社3年目となった今も、大切にしているのは日々の基本。心掛けていることは、確実な報告と相談です。実施した作業は必ず報告し、少しでも「この部分は大丈夫かな」と思ったら、その場で相談する。正確な作業の土台となる道具の扱い方も、何度も繰り返し練習してきました。こうした毎日の積み重ねこそが、エンジニアとして成長していくための確かな一歩につながると考えています。

また、意外なところで役立ったのが、高校時代に所属していた合唱部の経験です。メンバーと協力しながら歌声を合わせる中で、状況に応じて気を配る力が身に付きました。そのおかげか、部品をトラックから下ろす際にはクレーンや吊り具の準備を先回りして行え、クレーンを操作する時も周囲への目配りができているように感じます。

これからの目標は、まず組み立てと品質評価のスキルをさらに磨くこと。その先で、完成した機械の納入先での設置や立ち上げに携わることです。先輩たちが担っているその仕事を、いつか自分も任せてもらえるように。目の前のことに1つずつ向き合いながら、できることを増やしていきます。

就職活動に取り組んでいる後輩の皆さんへ

初めてのことに向き合うのは、誰でも大変だと思います。自分も配属された当初は、わからないことだらけでした。でも、失敗を怖がって足を止めるより、心配しすぎず、目の前のことにしっかり向き合ってみてください。わからなければ先輩に尋ねればいいし、教わったことを繰り返せば、必ず自分のものになります。その積み重ねが、自然と成長につながっていくはずです。

取材日2026.8.3

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